宗務広報 464号 昭和63年6月3日
専唱寺(宮崎市)、宗門へ返還される
去る5月24日、これまでいわゆる正信会の者に不法占拠されていた宮崎市の本地山専唱寺が6年ぶりに宗門側に返還されました。
これは、同寺元住職岩切寿英が、本宗の教義及び信仰の根幹をなす金口嫡々唯授一人の血脈相承を否定する異説を唱え、管長に対し誹毀讒謗をしたことについて前非を悔いてお詫び申し上げたいと申し出たものであります。
、同人は、御法主上人猊下に対する代表役員等地位不存在確認請求訴訟(現在最高裁に係属中)を取り下げるとともに、昭和57年9月16日付の擯斥処分が有効であること、したがって同寺の占有権限のないことを認め、宗務院の秋元渉外部長の立ち会いのもと、同寺兼務住職長岡錬道師に対し同寺を明け渡したものです。
なお、兼務住職は、同日付をもって長岡錬道師から岩切智順師に交替になり、今後は、岩切智順師が同寺の兼務住職として職務を執行してまいりますが、当面同寺は、佛知寺墓地管理事務のみを取り扱ってまいりますので御了承下さい。 以上 |